iPhone買いました&いろいろ

表参道は人が集まって大変だったようですが、中野(の駅から遠いほう)のソフトバンクショップで始発から並んで、買ってきました。入荷数、白が2台、黒の16GBが2台、8GBが3台という少なさ。先頭でよかった。
いくつかインプレッションなど。

  • SMS:ソフトバンク相手に送る、ショートメールのようなもの。相手も無料でやりとりできる。スレッド別にiChatのような吹き出しでログが残るため、なかなか楽しい。絵文字は使えない様子。
  • カレンダー:iCalやEntourgeと同期可能。Googleカレンダーとも同期できそうだけど、どうでしょう。
  • 写真:メディア映えする機能のひとつ。iPhotoはもちろん、任意のフォルダとも同期可能。両方併用は不可みたい。つまんで拡大縮小、はじいて次の写真へ。
  • カメラ:オートフォーカスとかズームとか気の利いた機能は一切ありませんが、そこそこキレイです。起動すると位置情報を利用するかどうか聞いてくる。あとシャッターの音が日本の携帯電話に比べるととても小さいので、誰かが目を付けないか心配。
  • YouTube:なかなか早くて良いのだけど、「人気』のタブが公序良俗に反するものばっかりで、ちょっとどうかなと思う。いずれ改善されるかな。
  • 株価:一度起動しただけ。チャートが出るのはいいかも。
  • マップ:メディア映えする機能のひとつ。Googleマップと考えて問題なし。左下のボタンでGPSから現在地検索(しかも自動追尾=電車に乗っている時など、1秒おきくらいに現在位置がヌルヌルと動く。必見)。検索は日本語入力がなぜか重い。検索結果は右下のボタンでマップをめくり「ブックマークを追加」することで、リストに入る。ピンをドロップすることで、自由に場所をブックマークすることも可能。最高。PCのGoogleマップと連動してくれるともっとよい(マイマップなど)。店を検索したあとにURLをクリックするとSafariが起動する。
  • 天気:DashBoard風の天気予報を表示。都市はいくつか追加可能で、指ではじいて切り替える。
  • 時計:世界時計/アラーム/ストップウォッチ/タイマーを使用可能。タイマー画面は指でロールをくるくる回して時間・分を決定。こういうインターフェイスがたまらない。
  • 計算機:特になし。ルートは欲しかった。まあ、こういうのは機能よりも電卓として存在することが大事なわけで。
  • メモ:普通。手書きじゃないのか。
  • 設定:機内モードの切り替え/無線LANのアクセスポイント/キャリア/データの取得方法、サウンド/明るさ/壁紙、一般/メール連絡先カレンダー/電話/SafariiPod/写真、という分かれ方。各アプリケーションの全体的な設定。バイブレーションはないと思っていた。あります。メール来るとブルブルッてなる。
  • iTunes無線LANでないと使えない。iTunes Storeそのまま。
  • App Store無線LANは不要。見てるとかなり楽しい。
  • 連絡先:ホーム画面がふたつ使えることを教えるためか、隣の画面に。Macのものとほとんど同じ。住所を登録しておくとタップでマップが開き、URLを登録しておくとタップでSafariが開く。Gmailの連絡先やYahoo!ブックマークとも同期可能。
  • 電話:必要十分な機能。通話中にiPhoneを操作するときは上部に通話継続中である旨の表示が出る。良い。
  • メール:いわゆるケータイメールではなく、Gmailなどを利用するアプリケーション。ソフトバンクのアドレスに送ったメールがどこに届いているか、いまだによくわかっていない。新規アカウントをセットアップする必要があるのかな?
  • Safari:メディア映えしないけど強烈な機能のひとつ。ダブルタップで拡大縮小(ページ内の表組を自動で検知してそのサイズに合わせてズームしている)、フリックでスクロール(少しの角度ずれならまっすぐスクロールするように補正する、またページ下部をダブルタップするとスクロールになる)、新規タブを開くアニメーションは気持ちよい(タブ一覧は指ではじいて選択)し、何より自宅のSafariとブックマークが完全に同期しているのがたまらない。RSSも見られる(.mac Readerってサイトで変換しているらしい)。日本語入力は長文には向かないけど、ケータイライクに問題なく打てる。アドレスバーに置いたカーソルを動かす際に虫眼鏡が出て拡大してくれるんですけど、表示がきれいです。画面が小さいからやりにくいけどけっこう頻繁に起こること、への解決策。Webサイトをホーム画面に貼り付けて一発起動することもできます。
  • iPod:Touchと変わりありません。再生中画面の情報量がたまらない。再生中にロックをかけると、解除画面でアートワークが表示される。何もないときは空のアートワークではなく、壁紙が表示される。←こういうことにいちいち感心する。作りこまれているよなあ、と。
  • 以上がオフィシャルメニュー。これにYahooニュースとiGoogle、そしてGoogle検索(オリジナルアイコン出ます)を追加しました。
  • アプリ。駅探(乗り換え案内)が最強なので、使う方は皆さん必ずダウンロードしてください。NAVITIMEは有名だしかなり期待しました(しかも無料)が、ケータイ向けのアプリをインターフェイス含め移植しただけ。しかも有料登録しないと使えません。無料じゃないのかよ、っていう。駅探を見習って出直してきて欲しい。まあ、知名度の高いソフトをそろえてきたというところは良いと思います。一般人受けする。あとはEvernoteとNetNewsWireを試してみたいところ。

勢いでいろいろ書いてしまいました。iPhoneに対して批判的な意見としては大きくふたつあり、それは「○○の機能がない」「インターフェイスが新しいだけ」です。共通点はスペックシート重視ってことですかね。前者は選択と集中の結果(あと日本独自の文化にすべからく対応していないから際立って見える)、後者はインターフェイスがどれだけ大事かわかっていないんだと思います。細かい部分でのおもてなしが気持ちよいのです。ケータイとの比較を「ウェブ閲覧機能:あり」とかでしかできないのなら、買わないほうがいいのかなと。MacBook Airと同じく、高級品なんです。他の会社が作っても似たようなものはできるだろうけど、この気持ちよさはアップルにしか作れないような気がしています。